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ペルー料理とは、純粋なペルー料理に加え、多様な国々のエッセンスを取り入れた料理で形成されいてるというのはご存知でしょうか?その中には日本料理の影響を受けているものも多くあって、ペルーでは一般的に「ニッケイ料理」と言われています。しかもペルーのニッケイ料理のクオリティはとても高く、スイーツにまでこだわりがあったりするんです。

この記事でも紹介する「ユカモチ」というニッケイスイーツは、実はペルー本国でもレアな食べ物で、そう簡単にお目にかかれるものではなかったりします。ニッケイ料理レストランはたくさんあるけども、シーフード専門店だったりラーメン屋だったり、そういったところではほぼ取り扱いがないのではないかと思います。そんなペルーでも激レアなユカモチをなんと日本で食べれるようになったというから、こんな嬉しい話はないですね!

以前、私は日本のとあるレストランでユカモチを食べたことがあります。でも私がペルーで食べたユカモチとはニュアンスの違った味や食感でした。それはそれでもちろん美味しかったけども、私の中での「ユカモチ」というのは、まさにこれから紹介するレストラン「Cafe Gochi」で提供されているものなのです。

ユカモチの美味しいお店

もともとペルーのリマ市・サンフェリペ居住区にあった「Cafe Gochi」は、お昼時になると行列ができるほどの人気店で、地元の人たちからも愛されているのが伝わってくるようなお店でした。

↓ペルーでの思い出記事はこちら↓

そんな人気店でもあるCafe Gochiには、ここでしか食べれない本場の「ユカモチ」があります。ユカモチとはキャッサバ芋からできているモチ食感(モチはもちろん日本の餅です)のスイーツで、ペルーでは日系人の多いエリアにあるカフェなどでしか見かけない希少なスイーツなのです。

「Cafe Gochi」は2023年10月にペルーから日本へ移転。そしてあのユカモチもそのまんま日本で食べれるようになりました。

こちらが神奈川県大和市にオープンしたGochiで食べたユカモチ。見た目も味も全然ペルーと変わりなかったです!食感だけがわずかに違うかなという印象で、日本の方がモチモチ感がアップしている感じだった。

口にした瞬間、あ、これこれ。この味!このカラメル!って。すぐにペルーにいた時の感じを思い出しました。

いや、もう感動です。食感のわずかな違いはおそらく食材(キャッサバ)の違いによるものかと思われますが、それ以外はリマで食べたあのユカモチそのまんま!

当然、このGochiオリジナルのユカモチを食べれるお店は他にないと思います。なかなか食べることのできないペルーの激レアスイーツ、「ユカモチ」が気になったらぜひ足を運んでみて下さい!

もちろん激ウマなペルー料理も多数取り揃え

Gochiはペルー料理屋さんなので、当然ペルー料理のメニューも豊富!これまでに食べたものをどしどし紹介していきます。

カンチータ(Canchita)

こちらはまずお冷とともに出てくる「カンチータ」。カンチャというトウモロコシを煎ったもの。これはペルー料理屋さんへ行くと出てくる所も多いので、見たことのある人もいるかと思います。

このカンチータ、中までサックサク食感でめちゃくちゃ美味しい。

あぁ、食べ出したら止まらない・・・。

ペルー料理を作る友人の話によると、炒り方によってこういったサクサク食感になるのだとか。丁寧に調理されているというのが伝わってくると言っていました。

タマル(Tamal・Tamales)

こちらは「タマル(タマーレス)」です。モテ(Mote)と言われるトウモロコシをすり潰したものからできている料理。

タマル、ホカホカしてて家庭の味っぽい。おそらく色んな香辛料や唐辛子などで味付けられているのであろう、味はもはや深すぎて説明できないのでとにかく食べてみて!わきに添えられている玉ねぎサラダ(サルサクリオージャ)と一緒に食べると、賑やかなエスニック味とマリネのさっぱり感が超絶マッチしてこれまた止まらない美味しさ!

お腹いっぱいで食べきれず残りを持ち帰り、焼いた食パンに挟んで、合わせて持ち帰ったアヒ(唐辛子のソース)を付けて食べてみたけどこれまた絶品ペルーの味でした。

ソパ・クリオージャ(Sopa Criolla)

このソパ・クリオージャはペルーのスープ料理の中でもかなり定番のもので、クリーミーなスープの中に細いパスタが入っているのが特徴的。スープパスタのような感じで寒い冬にもぴったりですね♪

ミルク(おそらくエバミルク)に加え、長く煮込んだであろうジャガイモがスープの中で崩れまくり、トロ〜り感アップ!小さくカットされた牛肉もたっぷり入ってるので、スープといえどもこれ一品でけっこうお腹いっぱいに!

タクタク・コン・ロモ・アルフーゴ(Tacu Tacu con Lomo al jugo)

こちらはロモサルタード(ポテトなし)のご飯が白米ではなくタクタクという豆ご飯に変わったもの。醤油の効いたジューシーなソースに豪快なお肉や野菜、ご飯が進むのはもういうまでもないですね。ピューレ状の豆を絡めたタクタクはどっしりとお腹に溜まるので、かなり満足感の得られる一品。

タジャリネス・ア・ラ・ワンカイーナ・コン・ロモ・アルフーゴ(Tallarines a la huancahina con Lomo al jugo)

こちらは先程のタクタクがペルー風パスタに変わった料理。このクリーミーなパスタソースはワンカイーナ風。

週末限定!ペルー風巻き寿司は絶対に食べてほしい

ペルー料理食べにきてるのになんでお寿司?って思うかもしれないですが、マキ(Maki)と言われるペルー風巻き寿司は、立派なペルー料理の一種だと私は思っています。マキを食べることは、ペルー料理を食べることの一種のステータスでもあります。なのでがんがんお勧めしてます。

中でもマキ・アセビチャード(Maki Acevichado)が断然お勧め!寿司の中身はアボガドとエビフライになっていて、フライのサクッとした食感とアボガドのトロ〜り食感、寿司飯、そしてドロっとかかったセビーチェ風味のソースが一体になったこの巻き寿司、さっぱりしていてめちゃくちゃ美味しいんです、これが。

カリフォルニアロールみたいなやつでしょ?って思うかもしれないけど、違う。ペルーのマキは間違いなく、ニッケイペルー料理の代表格である一品なんです。

そしてマキは創作料理でもあるので、定番のアセビチャード以外にも色々あって、作る人によって色んなバリエーションがあったりして面白いです。

日本のペルー料理店でマキを食べれるところはまだまだ数少ないと思う。大和のGochiでは週末限定でマキを食べれるそうなのでぜひ貴重な機会をお見逃しなく!

デザートはペルーのレトロなプリン

初めに紹介した「ユカモチ」がイチバンのおすすめスイーツであるのはいうまでもないのだけど、他にもデザートが揃っています。

この写真のデザートはクレマ・ボルテアーダ(Crema Volteada)というもので、超濃厚なプリンですね。かなり硬めで、もはやケーキのよう。カラメルの味がレトロな感じですごく懐かしい〜!

他にもカボチャを生地に混ぜ込んだモチモチ食感ドーナツのピカロネスなどもあります。

個人的には通ってスイーツを全制覇したい!

唯一無二、今のペルーのスタイルそのまんまなレストラン

こちらのお店、メインプレートの価格帯は2000円前後ぐらいでボリューム満点!そして私が一番に感じるお店の印象は「ペルーのお店がそのまま日本にやってきた」というところです。

最近は日本でもペルー料理屋さんが増えてきています。昔懐かしい庶民的な雰囲気のお店からグルメ系の高級店、そして日本人向けにアレンジされている料理を出すお店までバリエーションも多様になってきていると思います。

大和のGochiは「今ペルーへ行くとこんな感じの料理が食べれるよ」といった、ペルーのスタイルをそのまんま日本で感じられるような、私の知る限りでは今のとこどのバリエーションにも当てはまり難い、日本で唯一無二のお店かもしれないですね。

個人的にはペルーで料理を食べ歩いていた経験もあるので、日本で食べているのに、まるでペルーで食事をしているかのような錯覚にすらなるような、まさに現地の味。

今度ペルーへ行った時にゴチがないのは残念ではありますが、日本でいつでも行けるような距離にやってきてくれたのは嬉しい限り。Gochiさん日本に来てくれてグラシアス!

お店の情報

【Dining Cefé Gochi(カフェゴチ)Cocina Peruana】

場所:神奈川県大和市中央2-14-12(駅から徒歩約7分)

電話番号:046-409-9869

営業時間:月〜土 9:00-22:00、日 9:00-20:00

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