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今回の2024年メキシコ滞在では、全11泊のうち約半分をキッチン付きアパートメント型のホテルにしました。これ、大正解。私はですね、キッチン付いてても半分ぐらいは外食するつもりでいたんだけども、今回一緒に旅してた友人は日本からめちゃくちゃ食材持ってきてて。ビックリしたんだけど、それが結果大助かりに。前回の記事でも書いたように、メキシコは今物価がめちゃくちゃ上がってますからね。というわけで、今回泊まった「ULIV」がとっても快適でいい宿だったので、ここで紹介したいと思います。

欧米人インバウンド客をターゲットにしているULIV

このULIVという宿泊施設は、完全に「外国人」あるいは、いわゆるインバウンドをターゲットにしている感じの滞在型アパートメントホテル。そもそもですね、物価高に加えて円安も重なり、ましてGWなどという一番のハイシーズンに治安の悪いメキシコなんぞに旅をする自分たちのような、ちょっとキチガイ?なニホンジン以外、宿泊客はほぼ欧米系外国人(と思われる人たち)でした。館内に飛び交う言語はほぼ英語。時々聞こえてくるスペイン語もやや訛りがあったりして、明らかにメキシコ人ではなさそうな雰囲気の人たちばかり。

ULIVの宿泊施設はメキシコ国内では首都メキシコシティと北部のティファナ、エンセナダに展開(北部はリゾート地)。うち、首都メキシコシティでは高級エリアの「ポランコ」「ローマノルテ」「コンデサ」に徹底して展開しているようです。わずかに「ソナロサ」や「レフォルマ」あたりにもありますが、前者の3エリア、特にローマノルテやコンデサなどはもう、明らかに欧米人インバウンドがまさに今、増大しているエリアですね。

便利で機能的な客室

ホテルを予約すると、チェックイン用のフォーマットがメールで届き、チェックインの24時間前までに入力するとキーナンバーが知らされます(これでほぼチェックイン終了)。部屋に入る時はドア先でこの番号を入力すれば鍵が開く仕組みに。カードキーではないので、出かける時もいちいち「あ、カード」って気にしなくていいので楽ですね。

客室は全体的にスタイリッシュなインテリアで、新しさと清潔感を感じます。おそらく急激に増え始めた(戻り始めた?)インバウンド客に便乗して、ここ1〜2年でオープンした施設ばかりなのかと。

部屋にはキッチンが付いていて自炊が可能。調理器具等の取り揃えも、鍋や食器、カトラリーといった基本的なものはもちろんのこと、それ以外にもトースターやミキサー、湯沸かしポット、エスプレッソマシンなど、快適に過ごせそうなツールがビックリするほどに揃っている。そしてなんとビルトインタイプの浄水器まで付いている!調理用の水をいちいちボトルで買わなくていいのは本当に助かった。

ちなみに何日も滞在しているとゴミがけっこう出てきます。でもご心配なく。ゴミ出し場も建物内にきちんと備わっていますよ。そしてお部屋もそれなりに汚れてきます。オプションで400ペソ(おおよそ4000円弱ぐらい)払えば、ホテルのようなハウスキーピングを頼むこともできます。しかし400ペソはかなり強気な価格!ですよね。またまたご安心を。部屋にはほうきやチリトリも置いてあったので自分たちで掃除も可能です。

今回私たちが泊まった客室はなんと12階の最上階。部屋から見える大都会の景色がなんともゴージャスで、この景色を眺めながら食べる自炊の料理は最高でした。

旅行者にありがたいランドリールーム

パブリックエリアにはランドリールームがあって、旅行者にとっては本当にありがたかった。

これまで私は洗濯物が溜まるとラバンデリア(Lavanderia)という洗濯屋さんに持ち込んでいました。旅の途中で自分で洗濯しなくても良いので、ラバンデリアの存在はありがたい。とはいえ、当然それなりの金額はかかるし、なんと言ってもラバンデリアは旅行者のために営業しているわけではないので、基本2〜3日はかかる。土日を挟もうものなら、何日も洗濯物を受け取れない日が続いたりして、結構なストレスだったりもするんです。

そう考えるとここにあったランドリールームでは洗濯し放題なので、おかげで洗濯物のストレスに関しては今回は皆無でした。もちろん、乾燥機付きで洗剤まで用意してくれています。

テラスがまた最高

この宿のお気に入りポイントはここで終わりではない。

今回自分たちが泊まった施設には屋外テラスが付いていて、夜になるとメキシコシティのビル群が見えたりして、ワインでも飲んでると気分はもうセレブ。すぐ近くには清潔なトイレも備わっているし、タバコを吸いたい人はここに灰皿もある。

こんな条件だとやっぱり誰もが考えるのがパーティ。ただし予約時に「パーティーお断り」と、まず1番に警告されるので気をつけましょう。とは言っても、おそらくこちらでいうパーティというのはいわゆる「フィエスタ」というもので、大勢でお酒飲んで騒いだり大音量で音楽をかけたり、あるいは泥酔して迷惑かけたりみたいなことさえしなければ、友人をよんでご飯を一緒に食べたりするぐらいのことは可能かと思います。

その他にもジムやビジネスセンターなども併設されていて、まさにワーケーション向きでもありますね。

円安でさえなければ激しくお勧めしたい

これらの便利で機能的な施設を見てみると、主なターゲットはアメリカ人なのだなというのをすごく感じました。メキシコはアメリカから距離的にも近く、旅費も移動時間もさほどかからない。ワーケーションなどの地にメキシコを選ぶアメリカ人も多いはずだ。そんな彼らにとってメキシコは隣国のオアシス的な地となっていることは間違いないでしょう。

また宿泊費の価格帯も、安い時期では1泊1部屋(ワンベッドルームで2人宿泊可の場合)100ドル前後とお手頃価格。今の日本人にとっては円安で割高に感じてしまうが、1ドルが100円以下だった時代の感覚で見ると確かに簡単に手の届きそうな価格だ。賃金も高く、日本よりもはるかに生活レベルが高いアメリカ人にとっては、もっと安く感じるのではと思う。円安が止まらなくても、日本人の生活レベルが上がりさえすればきっとお手頃価格となるだろう。

というわけで、このULIV、円安でさえなければ(お金さえ持っていれば?)激しく日本人にもお勧めしたい宿泊施設であることは間違いないですね!

【今回宿泊したホテル】

宿泊施設:ULIV Cibeles(ローマノルテ地区、シベーレス広場近く)※コンビニ近く・スーパー徒歩圏内

住所:Sinaloa 43, Roma Nte., Cuauhtémoc, 06700 Ciudad de México, CDMX, Mexico

 

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