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過去旅行記・チアパス編について

当記事は、2009年に私がチアパスを一人旅した時の様子を別ブログで綴っていたものをほぼそのまま、当時の内容で書き直したものです(日記的な記事です)。古くなっている部分は、現在の状況を自分が行く気になって調べたものを追記する等、なるべく今でも有効な旅の情報となるような記事に仕上げていますので、興味があれば参考にしてみて下さい♪

なお、本編はチアパス2日目、メキシコ人夫婦宅(宿泊先)でのんびりと過ごした1日の旅行記です。

メキシコ料理の作り方を教わる

昨晩は宿の目の前のディスコが朝方までうるさくてよく眠れなかった😅

午前中は市場を散策。市場は人で賑わっていて活気がある。絶対スリがいるだろうと思い、気を引き締めて市場に入った。長い黒髪をミツアミにして、動物の毛でできていると思われるモコモコの黒いロングスカートを履き、布に包んだ大きな荷物を背中にかかえ、裸足で歩くインディヘナの人たちの姿が目立つ。ここは市民の台所といった感じで、主に野菜や肉などの食べ物がメインに売られている。生きたままの鶏の足を手に掴んで通路で売っていたり、羽根をはぎととられた鶏なども屋台に並べられ、なかなかグロい感じだった。

さて。今日からビクトルとモニカ夫妻の家に宿泊する。12時にソカロへ迎えに来てくれた。今日はもう特にプランもなかったので、一緒に食事をさせてもらいたいと申し出た。別料金で1食50ペソ。一緒に料理して、作り方なども学べると思えば全然安い。

メイン料理は、フロール・デ・カラバサ(Flor de Caravaza)という黄色いカボチャの花を使って炒め物をつくり、オアハカチーズと一緒にトルティージャというトウモロコシ粉でできた皮で挟んで焼く。

メキシコ料理に欠かせないサルサにはたくさんの種類があるけど、今日教わったのはピコ・デ・ガジョ(Pico de gallo)というさっぱりしたソース。トマト(jitomate)と玉ねぎ、アボガド、塩、チレ、リモンを混ぜ合わせたものだった。それを先ほど焼いたトルティージャの中にかけて食べる。

付け合せはプラタノ・マチョ(Platano macho)という皮が黒くなって中が熟れているバナナを油で炒め、チーズをかけたもの。あとは、パンの上にフリホーレスとオアハカチーズ、オリーブオイルをのせてオーブンで焼いたもの。

いずれもあまりこってりしてなくて、全体的にヘルシーな感じでした。野菜やチーズなどの素材も美味しく、大満足の昼食だった✨

都会暮らしをやめ、メキシコシティから移住した夫婦

食事の後は、近所に夫妻の友人が新築を建てている最中だというので、3人で見に行きがてら散歩しました。友人は完成が待ちきれないかのように、家の内部をいろいろ説明してくれました。なんか私も一緒に夢を見させてもらった感じです。そのうち夕方になり、またまた雨が降ってきたので、家に戻ってお茶をしながらゲームをしたりしてのんびりと過ごした。

2人はDFでの都会暮らしをやめて、サンクリストバルに移り住んだそうだ。大きな家を建て、民宿として部屋を貸したり、離れを月単位で貸し出したりしているそうだ。せかせか働かずに、穏やかに暮らすという憧れの田舎生活をしている。

打って変わって私は東京で働いていた時、メキシコに来るまではとにかくいろんなストレスがあった。東京を離れ、メキシコにきて徐々になくなってきたという話をした。その日、DFの地下鉄で殺人事件が起こっていた。壁に落書きをしていたら注意され、逆上しピストルで乱射。2名が亡くなったらしい。その話を2人から聞き、DFも所詮都会でストレスから解放されることはない。それでチアパスに移り住んだと言っていた。

私は近い将来DFで仕事を探し、生活したいと思っている。そでもれはもしかしたら場所が変わるだけで東京と変わらない生活をしようとしてるのかもしれない。しかし私はメキシコでは外国人だから、簡単には2人のようにはいかない。まずはそこから始めるしか方法がない。でもいずれは・・・いずれはこの2人のような穏やかな生活を心の奥底で望んでいるんだなと思った。

怒りとか焦りとかイライラ、嘘、嫉妬。日本にいる時はよくこういったネガティブな感情を持ったり受けたりすることが多かった。なるべくこういう感情はもう持たずに穏やかに生きてゆきたい…。

ここでゆっくり過ごすことによって少し自分を見つめ直すことができた。

癒しのチアパス③「先住民村を訪れる」へ続く>>>

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