ペルー・リマの市街を南下していくとイカ(ICA)という都市があります。そこには砂漠のオアシスで有名なワカチナがあり、世界中から人々が訪れる人気観光スポットのひとつとなっています。リマから日帰りでも行くことも可能ですが、一泊してみるとのんびりすることができるし、様々なワカチナの姿を見れるのでおすすめです。都会の忙しさから解放される超癒しの場所です!
(2018年5月6日現在、1PEN(ヌエボソル)= 30円で換算)
砂漠の入り口イカまではクルス・デル・スルのバスで
リマではバスターミナルの場所が会社によって違うので、先にバス会社を選定しておく必要があります。リマからワカチナのあるイカまで向かうにはクルス・デル・スル(Cruz Del Sur)が快適でおすすめです。
(Cruz Del Surのバスターミナル)
バスチケットはターミナルでも購入できますが、ホームページ(英語あり)やショッピングモール内などに併設されているバス会社のオフィスでも事前購入できます。
私は今回、プラサ・サンミゲル(Plaza San Miguel)というショッピングモール内にあるバス会社のオフィスで購入。
ちなみにプラサ・サンミゲルにはペルー料理のレストランやカフェなどもあり、大型スーパーもあってお菓子など探したりもできるので、もし時間があればここで事前購入というのもおすすめです。オフィスでのチケット購入時にはID番号(旅行者の場合はパスポート)が必要となりますのでお忘れなく!
私が購入したバスのチケットは以下の通り:
- 往路・・・10:00リマ発・14:20イカ着 47ソル(約1400円)
- 復路・・・イカ11:00発・15:30リマ着 55ソル(約1650円・2階建バス)
【Cruz Del Surのバスターミナル】
場所:Av. JAVIER PRADO ESTE #1109 URB. EL PALOMAR LIMA
リマ市内のターミナルまではタクシーを使う方が良いでしょう。ターミナル付近は治安が良くないので十分に気をつけてください。ターミナル内にはフリーWi-Fiや充電スポットもあり。バス搭乗時にはパスポートチェックがあるのでくれぐれもお忘れなく。
イカに到着!バスターミナルからワカチナへ
リマから約4時間のバス旅を終えてイカへ到着!
せっかく地方都市までやって来たのでイカの町を少し散策してみようと思ったのですが、バスターミナルを出た瞬間タクシーの客引きがしつこい…。やはりバスターミナルはどこも落ち着かないですね。
彼らを振り切って徒歩でターミナル近辺を少し歩いてみましたが、ヒドイ暑さだったので早々に気が滅入ってしまいました。さすが砂漠にある街という感じで暑さ強烈です。
というわけで結局すぐにワカチナへ向かうことに。
(バスターミナル近くにある大聖堂)
ちなみにイカはチョコテハというお菓子が有名な街で、ペルーのお土産でも定番のひとつになっています。
※お土産に買うなら帰りにしましょう!
↓チョコテハについては以下の記事でも紹介しています↓
いざワカチナヘ!
砂漠のオアシスと聞くと砂漠のど真ん中にある感じがして、イカからも時間がかかるのでは?って思いますよね。しかし意外なことに、バスターミナルからワカチナまではなんとタクシーでたったの10〜15分ほどで行くことができてしまうんです!本当に近くてびっくりしてしまいました。
私は普通の乗用車のタクシーではなくてモトタクシーという三輪自動車みたいなコロコロした乗り物に乗ってみたかったので、それでワカチナまで連れて行ってもらいました。モトタクシーはけっこう町中を走っていますので、タクシーと同じように捕まえて乗ることができます。乗っていると異国情緒を感じて楽しいですよ!
モトタクシーでのイカ〜ワカチナ間は5〜7ソル(約150〜210円)。
(モトタクシー)
砂漠を歩きながら写真を撮りまくってみた!
ワカチナに着いたら荷物をホテルに置いてさっそくオアシスを散歩してみました。ワカチナはとても小さな集落なので急がなくてもぜんぜん大丈夫ですよ!1泊できるのなら日の暮れ始める前ぐらいに登りはじめて、サンセットと夜景そして朝の砂漠まで合わせて見れるのでおすすめです!
湖に接近。まさに砂漠のオアシスというような景色に遭遇。
地元の人たちものんびりと過ごしています。
反対を向いてみるとこんな景色も。
ワカチナは湖の周りに飲食店や宿泊施設などが集中しています。観光客が多いのでそれなりにオシャレなカフェだったり、飲食店もペルー料理からイタリアンまで様々なものがありました。
ワカチナではサンドバギーのツアーに参加して砂丘を登ることができ、あっという間にオアシス全景、あの絶景を遠くから眺めることができます。日帰りで訪れているならサンドバギーがおすすめだと思いますが、時間があるのなら自分の足で砂漠に登っても、そんなに時間かからずに絶景を心ゆくまで楽しむことができます。
【徒歩で砂漠を散策する場合の注意点】
- 日が照っている間は、砂が熱くて裸足では歩けませんのでサンダルや靴などを履きましょう。
- 思ったよりも砂が崩れやすくて歩きにくいのでけっこうハードな運動にります。登り始める前にボトルのお水を調達しておくことを強くおすすめします。
私はサンドバギーに乗らなかったので残念ながらサンドバギーについてはご紹介できないのですが、ワカチナは本当に小さいので歩いていればすぐに乗り場を見つけることができます。キャッチの人もたくさんいるので声をかけられると思いますよ。
ワカチナの機能的で綺麗なホテル
今回私がワカチナで宿泊したホステル「SAND AND LAKE」をご紹介します。
前日にBooking.comを利用してネット予約で35ドル(朝食付き)。完全個室でバストイレ付き。建物自体もまだ新しいのか改装したてだったのか、とても綺麗な感じでした。
水周りも清潔な感じ。私が宿泊した時はドライヤーがなかったので洗髪をするかたはご注意を。
ホテルの外観(左)と朝食(右)
朝食はこのほかに卵料理がついていました。早朝のオアシスを眺めながらテラスで食べられます。
【Hostel Sand and Lake】
住所:Av. Perotti sin numero-Malecon derecho-Huacachina, Ica, Peru
あって無いようなワカチナの住所
イカから乗ってきたモトタクシーの運転手さんに宿の住所を言ってもわかってもらえず、ワカチナの入り口で降ろされてしまいました。曰く、その辺の人に聞けば教えてくれるし、小さな集落なので歩いていれば見つかるとのこと。
結局ホテルの入り口は湖の裏側にありました。住所には番地もなく、通りの名も誰に聞いてもほとんどの人が知らなかったのでほとんどあてにならなかったですが、ウロウロと歩いていたら見つかりました。
住所って必要なさそうです・・・。
のんびりしたい派には1泊するのがおすすめ
ワカチナはリマから日帰りでも行けてしまう観光地ですが、南米ペルーの魅力を知ってほしい私としてはやはり一泊してゆっくりのんびりと過ごすことをおすすめしたいです。
夕暮れのサンセットや夜景も合わせて見ると、いろんな姿の砂漠を見れて充実感があると思います(早朝の砂漠もまたいいですよ)。
私は時々こういった自然の多い、都会から離れたところに一人で行くのが好きで、いろんなことを考えて見つめなおしたりする機会にしてリセットしています!「旅をできること」に心から感謝できる瞬間を持つのが私の旅のしきたりでもあるのですが、こういう自然の中にいるときに特にそういった気持ちになれます。
ワカチナでは日が暮れてしまうともう何もすることがなく、夜は早い時間に静かになってしまいますので、色々考え事をしてみたい、無になってみたい、そんな時間を過ごしたい人には最高だと思います。逆に退屈なのが耐えられないような人だと日帰りで十分かもしれません。
私はペルーに来て南米の人たちのおおらかさ(粗く言ってしまうと”大雑把な人たち”になってしまうのですが)をすごく感じていて、やはり南米へ来たら何事も急いだりせずにゆっくりするのが一番いいなと感じています。
ワカチナへ行くならぜひのんびりしてみてください!