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過去旅行記・トゥクスパン編について

当記事は、2010年にアグアスカリエンテスで生活していた頃のお話です。メキシコシティ時代のスペイン語学校で一緒だった同級生がベラクルス州トゥクスパン(TUXPAN・VERACRUZ)にある日系企業へ就職したので、その友人を訪ねて旅した時の様子を、別ブログで綴っていたものを当時の内容でほぼそのまま書き直したものです。日記的な記事なので旅の雰囲気をお楽しみください。

※2010年当時、メキシコシティはDF(Distrito Federal)という愛称で呼ばれていたため、その当時の呼び方で書いています。ちなみに現在はCDMXという愛称になっています。

トゥクスパンへ行く前にメキシコシティで1泊

金曜日はまる一日、経由地のDFで過ごしました。

日中は日本人の美容師さんに、延び放題だった髪の毛をやっとこさ切ってもらい

(メキシコの美容室でカットをしてもらう勇気がまだありません・・・)、

そして夜は日系企業の駐在の方々と飲み会!

キューバのハバナにあるLA BODEGUITA DEL MEDIOがメキシコシティにもあり、

そこでひたすらモヒートを飲みました。

4人で37杯(笑)

いくらモヒートが有名なお店とはいえ、37杯は飲みすぎでした笑

おかげでみんなすっかり酔っ払ってしまいました。

次の日の早朝、6時メキシコシティ発のバスでトゥクスパンへ。

バスの中から見えた朝焼けの景色。めちゃくちゃキレイでした!

トゥクスパンの発電所を見学!

ベラクルス州はメキシコ湾岸沿いに位置し、

湿気が多くかなり蒸し暑いです!

昨日のDFがめっちゃ寒いかと思えば、

今度は湿気と暑さで熱中症になるかと思いました。。。

メキシコにはいろんな気候があるのだなと改めて実感。

街には大きなトゥクスパン川がゆったりと流れています。

やっぱり青い空が似合うメキシコ。

さて。トゥクスパンには唯一の日系企業が所有する大きな発電所があり、

そこでスペイン語学校時代の同級生が働いています。

というわけで友人の案内で発電所見学。

こういう機会はめったにないので興味津々!

 

トゥクスパンからパジェロに乗って、デコボコのガタガタのひどい道を1時間ほど走っていきます。

その道には驚くほど何もなく。。。野ウシ。野ウマ。野ロバ。野良犬。野良鶏。。。

 のどかすぎです。ヒドイ暑さのせいか、野ロバも固まってました。

じっとしてるだけでも汗が出てくる感じの暑さです・・・!

この近辺には日本の会社が所有する発電所の他に、

アメリカやスペインの会社、メキシコのCFE(電力会社)が所有する発電所もあるのだそう。

日本企業が所有する発電所から発電された電力は、

すべてメキシコシティへ送られているらしく、メキシコシティの電力の4%を担っているそうです。

なんかカッコいい!

発電にはナントカカントカを急激に冷やすために海水が必要だとかで。。。すぐとなりは海なのです。

発電所の内部をいろいろと説明してくれましたが、

あまりに専門用語が多く、よくわかりませんでした。

(専門用語を使わないときっと説明も難しいんだとは思いますが。。。)

日本語でも何を言っているのかよくわからないのに、

これをエンジニア相手に通訳している同級生の彼がとても頼もしく見えたのでした。

チェ・ゲバラとフィデル・カストロが革命へと向かった地

さてさて。ここトゥクスパンは、

フィデル・カストロがメキシコ亡命時代にキューバへと船で向かい経った場所でもあります。

キューバ革命には欠かせない有名なグランマ号は現在ハバナの革命博物館に保管されていますが、

その船が出たのがここ、トゥクスパン川なのだそうです。

そしてカストロがこのグランマ号を購入した際に、

セットで買わされた家というのもここにあって、

そこは今はこじんまりとした博物館となっています。

トゥクスパン川。向こう岸にカストロの家があります。

車でも反対岸へ行けるようなのですが、ここは敢えて渡し舟に乗り、

カストロもこの船に乗って革命へと立ち向かっていったのだろうかと

思いを馳せながら行くと良いでしょう。

と言う友人の勧めに従い。。。

どうでもいいけどこの船のおじさん、運賃の計算できなくて笑ったわ〜。

そしてこちらがカストロが購入した家。

中にはキューバ革命時代の写真が展示されています。

庭にはチェ・ゲバラやキューバの英雄ホセ・マルティの像などもあります。

(追記:こうやって改めて写真を見ると、塗装もキューバカラーでしたね)

なんの変哲もない川辺。

この木のあたりからグランマ号が出航したんだそうな。

もちろんその船にはチェ・ゲバラも乗船。

革命とは似つかないこののどかな街にも、意外な見所がありました。

 

トゥクスパンVER. ② 「魚介料理三昧そして同級生との再会」へ続く>>>

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