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南米ペルーは南半球にあるので日本とは季節が真逆です。12月だとペルーは夏になるのですが、マチュピチュ遺跡があるクスコなどの山岳地帯は雨季でもあります。日本だと12月は年末年始などの大型連休があって旅行の計画も立てやすい時期ですが、そんな時期のマチュピチュ観光はいったいどんな感じなのでしょうか。実際に行ってきたので報告しようと思います。

雨季だったが結果的には雨に当たらないことが多かった

スマホの天気予報によると、クスコの天気は毎日晴れマークでした。しかしマチュピチュ遺跡のあたりはクスコとは全く気候が違うので要注意です。マチュピチュ観光の天気を気にするのならアグアスカリエンテス(通称:マチュピチュ村)の天気をチェックしましょう。

私がマチュピチュ観光へ行ったのは12月の第1週目。アグアスカリエンテスの天気は悲しくなるほど毎日雨マークでした。もうマチュピチュも見れないかもしれないと諦めていたのですが、結局のところ雨には一度も当たらずに観光することができました。

マチュピチュ村へはクスコからバス&徒歩で向かったのですが、そのハイキングコース道中も晴れて暑いほどでした。

↓ハイキングコースの様子はこちらでも紹介しています↓

マチュピチュ観光当日の天気と様子

観光前日の夜中には大雨が降っていました。寝ている最中に雨音で目が覚めてしまったほど。

この時に正直もうマチュピチュはほとんど諦め気味に。

しかし!山岳地帯の天気って変わりやすいんでしたよね。朝5時ごろに起きると雨は止んでいて霧のかかった曇り空になってたのです。諦めるのはまだちょっと早かったかなって思ったのもつかの間。

マチュピチュ遺跡までバスで向かう途中、山を登って行くにつれてまた雲が濃くなってきてしまい、視界もほとんど見えなくなってしまいました。落胆。

バスの中全体がどんよりとしてました。

マチュピチュ遺跡入り口

マチュピチュ遺跡入り口の様子。

雲がかかっていて不安増大(午前6時半頃)!

天気のこととはちょっと関係ないのですが、この入り口ではマチュピチュ観光記念のスタンプを押してもらえるそうです。私はそれを知らなくて、あとから知ってけっこうショックを受けました。せっかくマチュピチュまで行ったのに残念です。

しかしペルー観光庁の情報によるとパスポートに記念のスタンプを押してもらうのは旅券棄損となり、出入国の際に問題になってしまうかもしれないそうなので絶対ダメなんだそうです!よかったようなよくなかったような…。

そしてもう一つ観光情報を付け加えると、2017年ごろからマチュピチュ遺跡を観光するにはガイドを雇わないといけないという情報が錯綜していました。私もこのことがずっとどうしようどうしようって気になってました。

しかし結局のところ、ガイド無しでも普通に入場できました(2018年12月現在)。

一方、ガイドを雇って説明を受けながら観光している人もたくさんいました。実は私、腰掛けたらいけない場所に知らずに座っていたら遺跡保護の係員に注意されてしまいました。おそらくガイドがいるとそういったことまできちんと説明されるんだと思います。

なのでそういうルール違反を起こすような人たちはガイドがいないことが明らかになるわけですが、そういった人たちに対して係員が冷たい感じがしました。

ならどうしてガイドなしでも入場OKにしてしまうの?

とも思いますが、ここは南米なのであまり細かいことは気にしないようにします。あくまで私個人の感じたことですが、道を聞くにしても係員に聞くより同じようにガイド無しで観光している人たちに聞いた方が情報共有って感じで親切で、フレンドリーに教えてくれました。

マチュピチュの全景が見えるあの景色も、はじめ到着した時には視界真っ白で何も見えなかったんです。このまま私のマチュピチュ観光は終わってしまうのかなっていう残念な気持ちになったのと同時に、この雲の中にあの景色が隠れているのかな?って考えると少しワクワクもしました。

そしてしばしぼーっとしいてたら、雲が段々と薄くなってきて少しづつマチュピチュの景色が見えてきたのです!おーぉ感動!

しばらく待った結果、最終的には雲がかかっていて神秘的なマチュピチュの景色を見ることができたのです。

晴れた日のマチュピチュが見たいとか、逆に曇っていて神秘的な方がいいとか、マチュピチュへの憧れは人それぞれだと思いますが、私はこれはこれで全然よかったと思っています。途中からは雲の合間に晴れ間が見えるほどになり、もう少し遅い時間ならおそらく雲のない全景が見えていたのではないかと思います。

クスコ在住の人にこのマチュピチュ観光の話をしたら「早朝じゃ雲がかかっていても仕方ないよ」と言われたので、雨季乾季はあまり関係なく早朝だと雲がかかり気味っていうマチュピチュあるあるみたいな感じなのかもしれないですね。

このように遺跡もはっきりと見えてくるようになりました。少し晴れ間も。

リャマと遭遇。つぶらな瞳が愛おしい・・・。

人間が近寄っても逃げることもなくマイペースに何かを見つめてるんです。

なんか優雅なリャマ。マチュピチュ遺跡内の癒し的存在です。リャマは所々で見かけたけどアルパカには遭遇できませんでした・・・。あ、もっと遺跡見ようよって感じですね。

遺跡から村までの下山は徒歩に挑戦!

3時間ほど遺跡内を観光してからアグアスカリエンテスの村へ戻りました。私は歩くのが好きなので、帰りはバスを使わずに徒歩にしました。遺跡の出口左側にこのような看板があるのでそこからスタートします。村までは徒歩で約1時間。

バスだと山道をくねくねとカーブしながら登り下りしますが、徒歩だとダイレクトに下がっていく感じです。

このような階段をひたすら下りていきます。段差がけっこうあるので、上りは本当にキツイと思います。実際に登ってくる人とすれ違ったけども、みんなとても辛そうでした。すれ違ったほとんどの人たちに、遺跡まであとどれくらい?って質問されました。

ここですれ違った中国人カップルにも英語で話しかけられて、英語のわからない私は必死に単語を並べてなんとか会話成立。そのカップルとは、帰りにクスコの空港でフライトキャンセルのトラブルにあった時にも偶然再会。向こうが私のこと覚えていてくれて話しかけてきてくれたんです。トラブルにあって一人で不安になっていた時だったのですごくホッとしました。旅のこういう出会いってとてもいい思い出になります。

↓フライトキャンセルのトラブルの様子はこちらで紹介しています↓

下の方まで下がってくると、階段を外れてバス道を歩いたりもします。本当に歩いている人は少ないです。このハイキングは前日のスタンドバイミーコースに比べたら距離的にも時間的にも短いですが、階段の段差によるハードさでいうとこちらの方が上回っているかも。ふくらはぎが筋肉痛になってしまいました。

絶景と趣きのある橋。

寂れた吊り橋も雰囲気あります。

途中、このような看板があるので迷うこともありませんでした。

大自然と絶景の共存。静かで癒されます。旅をできることに感謝。

マチュピチュ遺跡は山の中にあるけども、このあたりはジャングル地帯。蚊にたくさん刺されてしまったので、歩くのなら虫除けがあったほうがいいかもしれません。

温泉郷のような懐かしさを感じるアグアスカリエンテス(マチュピチュ村)が見えてきました。

雨季といっても一日中降り続く雨ではない

12月にマチュピチュ観光をするというと、雨季だからといろいろな人に心配されて「マチュピチュは見れないかもしれない」と何度も何度も覚悟を決めましたが、結果的にはマチュピチュも見れたし雨に当たることもなく、ハイキングまですることができました。

ちなみにクスコからレインボーマウンテンにも行きましたが、この時も文句なしの快晴!本当に雨季だったんだろうかと思うほどでしたが、こちらの雨季っていうのは1日中雨が降り続くような天気ではないみたいですね。

↓レインボーマウンテン参加の様子はこちらで紹介しています↓

所々で雨に当たってしまうことはあるかもしれないですが、12月にペルーに行くこと自体は諦めることはないと思います。観光している人もたくさんいますからね。念のため雨対策の持ち物は忘れずに。特に靴は雨降っていなくてもぬかるみのようなところを歩いたりしますので、汚れてもよい歩きやすいものを準備していくことをお勧めします!

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