ロサンゼルス経由、メキシコへの旅の復路編。日本からの出発時は何かと用意周到でしたが、メキシコ滞在で浮かれている中、帰国準備に気を使うのもなかなか気が重かったです。しかしこれがwithコロナの旅。ということで、帰国の旅についてまとめておきたいと思います。
出発日1日前のCOVID検査 in メキシコ
帰国時もロサンゼルスでの乗継ぎ(入国・宿泊あり)があったので、出発日1日前のCOVID検査が必要でした。米国のみならず、帰国時は日本でも出発前72間以内に受けた陰性証明が必要です。しかし乗り継ぎがある場合、出発の起点はどこになるの?と思う方もいるかと思います。ここで私が混乱していたことをまとめておきます。
米国の条件である1日前というのは出発前24時間以内という考えではなく、前日であれば何時でもよいということです。
そしてポイントは米国での滞在時間ですね。メキシコでCOVID検査を受けてから、アメリカを出発するまでの間が72時間以内であればメキシコで受けた検査はそのまま有効。72時間を超えてしまう場合、アメリカでもう一度検査を受ける必要があるということです。
COVID検査はメキシコの街中でも受けられますが、旅行者として陰性証明書が必要な場合は、空港の検査場が確実だと思います。私も空港で検査したので、その様子は別の記事でまとめようと思います。
ちなみに、DELTA航空には書類関連を事前登録できるFlyReadyというものがあり、VeriFLYと同様に
- 宣誓書
- ワクチン接種証明書
- 陰性証明書
の登録ができます(VeriFLYについては往路編で書いています)。
せっかくなので試してみたのですが、ワクチン接種証明書の段階で、何度登録してもなかなか承認されなかったので早々に断念。結果から言ってしまうと、このFlyReady使わなくてもぜんぜん問題なしでした。
デルタ航空でメキシコからロサンゼルスへ
出発当日、空港には5時間前に到着。早すぎたかなと思ったんですが正解。出発ロビーに溢れかえる乗客の列・・・!デルタ航空の乗客は行先関係なく列は一つのみ。軽く2時間ぐらいは待ちました。
この長い長い待ち時間に、COVIDに関する書類の準備ができているか一人一人チェックしてくれます。OKだったらパスポートにシールをペタッと貼ってくれるので、FlyReadyとかやってなくても全然大丈夫でした。ちなみにこの並んでいる段階でチェックされたのは、
- ワクチン接種証明書
- 陰性証明書
の2点。いずれもスマホやタブレットの画面で見せました。
そしてチェックインカウンターでは、
- パスポートチェック(いつも通り)
- 陰性証明書のチェック
- 米国での滞在先住所の記入(ホテルの住所をネットで調べようとモタモタしていたら、もういい!と言って渡された記入用紙を取り上げられてしまいました^^; おっかないっす)
- 預け荷物の重さチェックと追加料金の支払い(スーツケース2個で85ドル)
以上。そういえば宣誓書ってなかったな・・・。米国での滞在先住所も紙取り上げられて結局未記入だったし、だいぶゆるい感じでしたね。
メキシコからロサンゼルス行きの便もほぼ満席!本当もうみんながマスクしてること以外はいつもの日常と変わらない様子でした。
ロサンゼルスでの宿泊
往路のLA滞在ではホテル代をケチってしまったがために大失敗してしまい、結局高くついてしまったので、今回はもう迷わず空港送迎サービス付きのホテルにしました。
空港についてからホテルまでの空港送迎バスについてや、ホテルでの様子などは別の記事でまとめようと思います。
ZIPAIRでロサンゼルスから成田へ
ロサンゼルス国際空港の出発ロビーは3階にあります。ZIPAIRのロゴもわかりやすく出ていましたよ。
ZIPAIRでロサンゼルスから成田へ向かう場合はVeriFLYは使用できません。日本へ帰国する際にはMySOSというアプリを使って「検疫事前手続き」をしておくとスムーズになります。
チェックインカウンターでは以下のチェックがありました。
- パスポートチェック(いつも通り)
- MySOSの登録が済んでいるかの確認 ※検疫事前手続きで承認され、アプリ上にQRコードが用意されているかという確認です。
- COVID検査の陰性証明書チェック ※私はMySOSの承認画面(QRコード)がなかったため、陰性証明書を別途見せるよう言われました。
- 預け荷物の重さチェック
ファストトラックとは?
ここで、日本へ入国するための検疫事前手続きについて述べておこうと思います。
日本帰国について調べているとファストトラックという言葉がよく出てきますが、ちょっと混乱しませんか?(私だけ?)私はファストトラックって何かのアプリだと思っていて、MySOSとそれ以外に別途、ファストトラックという手続きをしないといけないのかと思っていたのです。
聞き慣れない言葉が出てくると混乱してしまいますね。
私の場合、事前にスマホからMySOSのアプリをダウンロード済みだったのですが、何度開いてもどこを見ても「検疫事前手続き」のできる画面に辿り着けず、承認画面(QRコード)が準備できませんでした。
その後、チェックイン時に係員さんがMySOSの案内を書面でくれたのですが、そこに書かれていたQRコードから再度アプリをダウンロードし直してみたら「検疫事前手続き」のできる画面が出てきました。え?何この不便とちょっと思ってしまいました^^;
MySOSの画面イメージ(承認・または承認待ちだと左側の画面の赤い部分の色が変わります)
結局チェックイン前までには準備できなかったので、機内でMySOSへの書類登録を進めました。ワクチン接種証明書はQRコードの部分を読み込ませたらすぐに承認。そして陰性証明書は、私が持っていたメキシコ発行のものはなんと検査の種類について不明な箇所があるとのことで「差し戻し」となってしまい承認されず。焦りました。
差し戻しの場合、MySOSの画面は赤から黄色に変わり「承認待ち」となりました。黄色でもQRコードは出てきます。
ちなみに全てがOKで承認されると、アプリ全体の赤い部分が緑色に変わるそうなのですが、私の場合、「承認待ち」状態のまま日本入国となりました。
日本へ入国
MySOSで承認されず、はたして入国できるのかとドキドキしながら日本へ到着。
機内を降りるとさっそくMySOSの画面が緑、または黄色の人が優先的に前に進めてもらえます。その後はすぐにPCR検査があり、案内されるがままに各審査場へ。いつどこで陰性証明書をチェックされるのかと思っていたのですが、結局それも見せることなくMySOSのQR コードだけで全て済んでしまいました。
飛行機の到着から入国までの時間は約2時間ほど。
この記事を書いている間にも、日本入国に対する水際対策はどんどん緩和されてきています。ですのでこの辺りはサクっと書かせていただきました。
ちなみに2022年5月29日の時点では、メキシコからの帰国者は成田到着時のPCR検査や、ワクチン3回目接種の有無にかかわらず自主隔離期間は無くなっているそうです。
このようなものを渡されましたが、メキシコから帰国の場合だと今はもう無くなっているかもしれないですね。
ZIPAIRの旅まとめ
今回のメキシコへの旅、ZIPAIRを知らなければ実現していなかったと思います。ANA全日空の直行便も飛んではいたのですが、同時期での価格は約27万円!とてもじゃないけどメキシコ行きは無理だと思っていたところ、ZIPAIRとデルタ航空(マイルの特典旅行)を組み合わせれば安く行けることがわかり実現したと言うわけです。
写真左:機内食(鶏もも肉のグリル レモンガーリッククリーム添え)写真右:機内販売で購入したヴィーガン坦々麺(450円)
ZIPAIRについての個人的な感想としては、
- 乗務員さんが優しくて親切
- 機内WiFiフリー
- 座席間が広くて機内全体が綺麗
- 日本語が通じる(LA空港での搭乗手続き時は日本語通じませんでした)
- 機内食は無駄に多過ぎず、食べたい人が食べたいものを食べれるので無駄がない
- 航空券代が安い!
- 成田出発前に「陰性証明書」について問い合わせをしたら、いくら聞き直しても機械的な返答しかされず、結局疑問は解決できなくて不安のまま当日を迎えた。
- ロサンゼルス空港でのチェックイン開始、何のアナウンスもなく1時間も遅れた。待っている間不安になったし、早起きした1時間が無駄になった。
出発前に色々と不安に思うことがあったものの、機内ではだいぶ快適に過ごせたのでリピートはありだなと思っています。ロサンゼルス↔︎メキシコ間についても、メキシコ系航空会社を組み合わせるなどバリエーションもあります。今年中にはメキシコのLCCも、LA↔︎AIFA(メキシコシティの新空港)間が就航するとの情報もあります。
本当は直行便で行けるのが一番楽でいいんですけれども、コロナ禍や戦争が続く限りは、何かと不便な思いをしながらの旅を覚悟する必要がありそうですね。