振り返ること2018年9月、スペイン語の試験SIELEを東京で初めて受験しました。その時は初めてというのもあり、戸惑うことも多く、小さなミスで点を失ってしまうなどあまり納得のいく結果ではありませんでした。その後ペルーへ行く機会があったので、その滞在中にスペイン語学校へ3週間通い、リマで再受験をしてみました。※ペルー滞在期間:2018年11〜12月
リマでの受験概要
今回、私が12月に再受験したのは、9月の東京試験であまり結果の良くなかった
- 聴解(COMPRENCIÓN AUDITIVA)
- 口頭(EXPRESIÓN E INTERACCIÓN ORALES)
の2種類だけです。SIELEには項目を選んで受験することもできるオプションがあります。私が今回選んだこのオプション(SIELE3というプラン)で、ペルー受験の場合で受験料は85ユーロ。前回の受験があったからか、プロモーションでこの価格から10%割引がありました。ペルーでの受験料は東京よりも少しだけ安いみたいです。
会場はリマにあるカトリック大学(Idiomas Catolica de la Pontificia Universidad Catolica del Perú)でした。
リマでの受験概要
会場のあるカトリック大学はリマのプエブロリブレという地区にあります。サンミゲルのショッピングモールからも歩いていける距離。
大学はとても広いですが、今回の会場となっている場所は言語科のような場所で、建物は大学の敷地から道路を挟んだ向かい側にポツンとあるので目立っていてわかりやすかったです。
遠方に見えている青い建物が会場です。
試験に申し込みをした後、試験開始15分までには到着するよう知らせがありました。今回は初めての場所だったのもあり、バスもいつ来るかわからないし渋滞しているかもしれないし、そしてバスを降りてからも迷うかもしれないと思い、だいぶ早めに家を出ました。
ところが意外と簡単に行けてしまい、試験開始45分前には到着。待ち時間が長くなって余計に緊張するはめに・・・。
入り口を入ると正面に受付のようなカウンターがありました。そこにいた人にSIELEのテストを受けにきたと伝えたところ、受験者のリストが用意されていて、会場になる部屋などを教えてくれました。開始までまだ時間あるからカフェテリアでお茶でもしててくださいと言われたので少し覗いてみることに。
朝早い時間から学生たちが勉強していました。カフェテリアには飲みものやサンドウィッチなどいろいろ売られてましたが、学食なのでとにかく安いです!ホットコーヒー1杯2ソル(約60円)。
15分前になると教室の前で待機するように言われました。この日の受験者は自分も入れて3人。他の受験者もすでに到着していました。
他の2人の受験者はドイツの人でした。スペイン人の彼女と一緒にリマに移り住んで5年という彼と、アメリカ在住のドイツ人女性。スペイン語を使って非英語圏の人たちとこうやって自然に交流できたことが、つかの間だったけど楽しくて試験の緊張から少し解放されました。
教室の様子
教室は1階にありました。建物の入り口を入って右側にあるコンピューター室。30人ぐらい入れる開放感のある教室でした。
他の2人は4技能(SIELE GROBAL)受験だったので2人並びの席でしたが、私はオプションだったので背中を向けて離れたところへ1人ポツンとした座席へ。でも正直この方が良かったです。なぜなら、SIELE受験をしたことのある人はこの気持ちわかってくれる人もいると思うのですが、口頭試験の内容をあまり聞かれなくて済むからです。
教室に入ったら、早速パソコンに自分のパスワードなどを入力して試験ページにアクセス。係員がコードを入れてくれると「いつでも開始していいよ」と言われました。やはり何の説明もないので、もし初めての受験だったらいろいろ戸惑うかもしれません。SIELE受験は注意事項などを事前にビデオで見ておくことが前提になっているのかもしれませんね。
とはいっても係員の人はずっと教室内にいたので、試験中にわからないことがあってもすぐに質問できる環境でした。
試験を受けてみた感想
今回は2度目の受験だったので、だいぶ落ち着いてリラックスしてできました。東京受験の時のような小さな試験外のミスもなかったので、あとはもう自分の実力を発揮するのみ。
聴解にしても口頭にしてもやはり思うことは前回と同じく、とにかくスペイン語を早く読めるように訓練しておいた方が難題も解きやすくなります。自分の読むペースだと、理解して回答できるのがやはりせいぜいB1ぐらいまで。B2ぐらいからはやや苦戦、C1レベルになると選択式の回答はもうほとんど当てずっぽう。口頭ではもはや問題を読むのが追いつかず、読んでいる途中に録音が始まってしまうなんてことになり、当然何も答えられず…。テスト対策ならとにかく早く読む訓練をしないといけないなと痛感しました。
今回も口頭試験で自分が話していることを周りの人に聞かれるのが少し気になっていました。結構しーんとした教室内だったので、ミクロフォンを思いっきり口に近づけて小さめな声でこそこそと話しましたが、きちんと録音はできていたみたいです。
初回の東京受験に比べてだいぶ落ち着いてできた今回の再受験。実力の真価だけが問われる受験となりました。
海外受験といっても基本的には場所が変わるだけで、受験の流れなどは何も違いはありません。
スペイン語圏の国での受験だと、すでにスペイン語脳になっているのでスペイン語圏の国で少し勉強をして、そのままその国でSIELEやDELEを受験してみるのも一つの経験となるかもしれません。