過去旅行記・チアパス編について
当記事は、2009年に私がチアパスを一人旅した時の様子を別ブログで綴っていたものをほぼそのまま、当時の内容で書き直したものです（日記的な記事です）。古くなっている部分は、現在の状況を自分が行く気になって調べたものを追記する等、なるべく今でも有効な旅の情報となるような記事に仕上げていますので、興味があれば参考にしてみて下さい♪
なお、本編はチアパス5日目、ツアーに参加してスミデロ渓谷を訪れ、その後ピザパーティに参加した時の様子を書いた旅行記です。
スミデロ渓谷（Cañon del Sumidero）
さてさて、今日もツアーに参加ですっ💨
先住民村とパレンケに行ければもう十分と思っていたのだけど、旅行会社の人にスミデロ渓谷をすごく勧められました。そこでビクトルとモニカにスミデロ渓谷はどんな感じかな？行った方がいいかな？って聞いたら「Vale la pena👍（バレラペナ！行く価値あるよ！）」とすごく勧められたのです。しかもここは世界の絶景にも選ばれているというではないか！！こりゃ行っとかないと後悔するかもと思い、参加することにしました。
9時ごろにツアーの乗合バスでサンクリストバルを出発し、1時間ほどで山を越えるとスミデロ渓谷に到着。バスを降りた瞬間、むぁーっと蒸し暑かった☀️
標高が下がったからか、サンクリストバルとはまったく違う気候で南国に来たようだった。ここでは救命胴衣を着て、ランチャというモーターボートに乗り、渓谷の間をビューーーンと軽快に進んでいきます。
左右にはひたすら高い高い崖が連なっている。中でも一番高いものは1000メートルもあり、下から見ると恐ろしく高い!そんな崖が真横に聳え立ってるので、興奮せずにはいられません！
また、川岸にはなんとワニもいるのですよ！地に出てきて全貌をあらわしているものもいれば、水の中にもぐり、背中だけを覗かせているものもいます。この日は運がよく5～6匹見ることができました👀
ワニだけではありません。ペリカンやサル、亀、野鳥、洞窟の中にはコウモリまでいて、なんとアドベンチャーなのぉー！！
そして中でも一番感動したのは滝です。滝なんて昨日さんざん見たではないか😅という感じなんだけど、なんでもこの滝は珍しく、離れて見ると崖に生える緑色のコケがクリスマスツリーのように見えるのです🎄
ボートは更に滝の真下まで行きます。そしてボートを泊め、エンジン音が消えると、聞こえてくるのは滴る水の"サーーーーーッ"っていうやわらか～い音💖
アドベンチャーツアーで浮かれていたみんなの気持ちは一気に静まり、あまりの神秘さに今度はため息がもれていました。誰もが話をするのも忘れてしまい、シーーーーンとした中みんなで水の落ちてくる音を聞き、上を向きながらミストシャワーのような滝の滴を顔面から浴びていました。あぁ、自然の恵み。あぁ、マイナスイオン…✨
こんなに心が穏やかになったのは初めてかもしれません。あぁ、チアパスにきて本当によかった。チアパスに出会えてよかった…🌱
こんなに素晴らしいスミデロ渓谷がなぜ私の持っていたガイドブックに紹介されていないのかが不思議でたまりません。日本人の旅の楽しみ方って、欧米人とは違うなとは感じていたけど、ここチアパスに来てからもすごく感じました。この3日間ツアーに参加していましたが、いずれも日本人は私一人だけ。
一人は寂しいけど、ツアーの中には私と同じように一人旅の人もいたし、カップルやグループで参加してる人たちも、その人たち同士で孤立したりぜす、誰かしら話しかけてくれたし、楽しい仲間に恵まれてよかったと思います😌
ガイドブックは参考のために私も持参してますが、ガイドブックに載っているところだけに頼らず現地で開拓するぐらいの気持ちで旅した方が、発見ができて楽しい旅ができるかもしれません👍
チアパス最後の夜はピザぱーてぃ♪
昨日から別の部屋に泊まっているジョン（アメリカ人、とても穏やかな人で一緒の空間にいるだけで癒される）、そしてビクトルとモニカが3人で迎えに来てくれました。今夜はジョンの友人の家でピザパーティをするというので一緒に連れて行ってくれたのです⤴️
ここもまた別の山の中なんですよ。チアパス滞在中、ほんっとに自然を愛する人たちばかりに囲まれてたような気がします。
さて、ピザを作るのはジョンです！ジョンはオアハカのマスンテというビーチで15年も海の家をやっており、イタリアン料理を出しているのです。得意のピザの作り方を教えてくれるというので、私とモニカも手伝いました。生地をこねるところからですが、彼のオリジナル作品にはなんと黒ビールとコーヒーを入れるというなんとも陽気なピッツァ♪
トマトソースも一から作り、トッピングもメキシコらしいチレ（唐辛子）やバナナ（Platano macho）、そしてここで初登場の謎のキノコ…。ウィトゥラコチェ（Huitlacoche）というものなのですが、黒くて腐ったようなキノコ。口にするのが少し恐かったけど、味は特にありませんでした…😅メキシコのキャビアと言われてるのだとか。
できたてホヤホヤの手作りピザは、豪快で愛情こもっててとっても美味しかったです♪
ジョンの友人エミリアノ（メキシコ人、とても陽気でBuena onda！）や、その仲間達…。皆ほとんどの人たちが出会ったばかり。ビクトルとモニカですら、ジョンとは昨日知り合ったばかり。なのに信じられないくらいみんなで楽しい時を過ごせて、メキシコにいるとこの自由さがあるから楽しい。夢を見ているような感じになるのです💖
仲良しなビクトルとモニカ↑
出会ったばかりだからこそしがらみもなく、深入りをせず、気楽に楽しく過ごせるのです。すぐに別れの時が来てしまうのと引き換えに、ですが…。
エミリアノはマスンテへ戻り、ジョンはグアテマラへ旅に出る。そして私は明日DFへ戻る。ビクトルとモニカともいよいよ明日でお別れとなるが、みんな永遠の別れだとは思っていない。でもまた再会するかどうかもわからない。一期一会…ですね。
この旅、ビクトルとモニカに出会えて最高に充実した素敵な旅となりました！Mil Gracias!!!
癒しのチアパス旅行記を最後まで読んでいただき、ありがとうございました！
Viajes Pedrero Villanueva（旅行会社）
Insurgentes No1 Plaza Central
スミデロ渓谷とチアパ・デ・コルソを訪れるツアー：250ペソ（当時の価格）
この旅行会社を検索したところ、ホームページが表示されない状態だったので、現在もあるかは不明。
★本文では書いてないですが、スミデロ渓谷のツアーではチアパ・デ・コルソ（スミデロ渓谷の近くの町）に1時間ほど寄って散策します。
