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あっという間に12月になってしまいましたね。皆さんはどんなことでクリスマスや年末が近づいてきたなって感じますか?

私は昔テレビっ子だったので、年末の歌謡祭やケンタッキーのCMなどを見て年末の訪れを感じていました。なんとも平凡な時代もあったわけですが、メキシコを訪れるようになってから大きく変わりました。

12月12日は聖母グアダルーペの日

メキシコで生活を始めたばかりの頃、私は語学学校が手配してくれた家にホームステイをしていました。生活が始まって間もない12月11日の夜、ステイ先のママが「友人と出かけてくるね。帰りは深夜になるので先に寝てなさい」と言って出かけて行きました。

この時ママが出かけた先は、メキシコシティ北部にあるグアダルーペ寺院(Basílica de Guadalupe)でした。敬虔なカトリック信者の人々が、聖母グアダルーペが誕生した12月12日のお祝いをしに11日夜に行われるミサのために寺院を訪れるのです。

グアダルーペ寺院は年間に1200万人もの人々が訪れるカトリック寺院で、なかでも1年で最も多くの信者が訪れるのが12月11日の夜なのだそうです。

グアダルーペ寺院はメキシコシティを一望できる丘の上にあります。

所変わって、こちらは2018年にペルーのリマで訪れたグアダルーペ誕生を祝うミサ。この時も滞在先ファミリーのママが敬虔なカトリック信者で「マリアッチの生演奏もあるから一緒に行きましょう」と言って連れていってくれました。この時にお土産でもらったグアダルーペのペンダントは今でも宝物のように愛用しています。

12月11日のグアダルーペ寺院の様子はメキシコのテレビ番組でもライブ放映されるので、私は日本にいてもYouTubeを通してグアダルーペの日を視聴しながら12月の訪れを感じています。

メキシコのクリスマスパーティは神様とともに

そしてグアダルーペの日が過ぎると、ポサダ(Posada)というお祭り期間がやってきます。このポサダはクリスマスイブまで続き、あらゆる場所でキリストの誕生を祝うフィエスタが行われ、御馳走を食べたり踊ったりしながら家族や仲の良い人たちとクリスマスまでの夜を過ごします。

クリスマスイブまで毎晩の様にドンちゃん騒ぎが夜中の2〜3時ぐらいまで続くので、初めてこのポサダの時期を経験した時はけっこう衝撃でした。近所がうるさくて眠れないんですよ・・・本当に。それでもって通常通り仕事もするんだからメキシコ人てやっぱたくましいななんて思います。

ちなみに自分もそのフィエスタに参加したりするので、うるさくて眠れなくても苦情はなし。誰も文句は言わないという(むしろ文句を言う方が悪者になってしまう・・・)、これがポサダ。これがメキシコ。

私もポサダのフィエスタには何度かお呼ばれしたことがありますが、本当に楽しいんですよね。美味しいご馳走がある、大切な人と一緒に過ごせる、自分の居場所がある・・・。ポサダに限らずですがメキシコではこういった「今、目の前にあることに幸せを感じる」ことが日常的なフィエスタでできるんですよね。信者でもない私でもこんなに楽しくて幸せな気分になれるぐらいですから、敬虔な信者たちにとっては、増して自分の信じる神様を祝うことができ、これ以上にない幸せを感じているのであろうかと想像できます。メキシコってそうやって普段の生活の中から神と繋がっているんだなっていうのをすごく感じます。

私がおじゃました人生初めてのポサダでは、招待してくれた友人のママ手作りのポソレ(肉で出汁をとったメキシコのスープ)をご馳走になりました。タコスでもないエンチラーダでもない初めてのメキシコ料理との出会いに「私はなんだか凄いとこにきて、すごいことを体験してるんだな」って感動したもんです。

その時のフィエスタはこんな感じでした。外がカオス。この時は自分がどこにいるのかもわからなくて、ちょっと怖いくらいでした。

そしてアグアスカリエンテス生活していた時に体験したポサダでは、同じアパートの下の階に住んでいたメキシコ人&スペイン人カップルのフィエスタに誘ってもらいました。

この写真はピニャタ割りをしているところで、割れると中からお菓子がどっさり出てきます。本来、子供達が大喜びする物なんですが、大人でも大盛り上がりでした。

フィエスタには彼らの遊び仲間がたくさん集まっていました。立ち飲みしながらお喋りしたりするようなただのパーティなのかなって思ってたら、ちゃんとピニャタ割りをしたりビジャンシコ(クリスマスキャロル)を歌いながらキリスト誕生を再現する劇のようなことをやったりと、メキシコならではのクリスマスを感じる楽しいポサダでした。

ポサダの飲み物といえばポンチェ。フルーツやシナモンを砂糖などの甘味料と一緒に煮込んだ温かいフルーツポンチ。これはテキーラの入った大人のポンチェ♪

キャンドルを手にし、ビジャンシコを歌いながらキリストの誕生を再現しています。劇を見ているようでしたが、この一連にはどうやら台詞もあるらしく、みんなスマホ画面を読みながらやっている姿が微笑ましかったです。玄関の外にはメンズたちが同じようにキャンドルを持って待機しています。私は様子を伺うただの外国人カメラマン・・・笑

若者たち同士でもこうやって伝統を取り入れたパーティをやってはしゃいでる姿を見て、なんだか心が和んだのと同時に、メキシコの人たちがいかにこの12月を待ちわびながら、1年間頑張っているのかをよく感じました。

コロナ禍においては、グアダルーペ誕生祭は寺院を訪れるのは禁止され(バーチャルで開催)、ポサダも自粛とされていたそうです。気の毒なお話ですね。

ポサダが終わると、12月24日の夜は再び家族や大切な人たちとディナーをし、25日の朝にミサへ行く。さらには年明け1月6日の三賢者の日までクリスマスが続きます。

この1ヶ月近くにも及ぶメキシコのクリスマスを何度となく経験しているうちに、私の中でも12月12日のグアダルーペ誕生祭が始まると「あ、12月がきたな」って感じるようになりました。

今年もグアダルーペの日をライブで見ながらメキシコのクリスマスを感じたいと思います。

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